『シン・ゴジラ』 ハリウッド版にリアルさで勝つ


シン・ゴジラ』初日レイトで観ました!
IMAXにしようかどうしようか迷いましたが、音が昔の音声を使用していると聞いて、通常2Dで!
十分楽しめましたが、IMAXの料金払う価値はあります!

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SHIN GODZLLA 2016年日本 120分

あらすじ:
東京湾・羽田沖。突如、東京湾アクアトンネルが崩落する重大事故が発生する。すぐさま総理以下、各閣僚が出席する緊急会議が開かれ、地震や火山などの原因が議論される中、内閣官房副長官矢口蘭堂は未知の巨大生物の可能性を指摘し、上官にたしなめられてしまう。しかしその直後、実際に巨大不明生物が海上に姿を現わし、政府関係者を愕然とさせる。のちに“ゴジラ”と名付けられるその巨大不明生物は鎌倉に上陸し、逃げまどう人々などお構いなしに街を蹂躙していく。やがて政府は緊急対策本部を設置するが、対応は後手後手に。一方、米国国務省が女性エージェントのカヨコ・アン・パタースンを派遣するなど、世界各国も事態の推移と日本政府の対応に強い関心を示していく。そんな中、様々な思惑が交錯する関係機関をまとめ上げ、ゴジラによるこれ以上の破壊を食い止めようと奔走する矢口だったが…。(allcinemaより)


最初の台詞の無い予告で期待し、第2弾の台詞が有る予告で不安になっていましたが、先に観た方たちの評価の高さから期待が持ち直した状態で鑑賞。
これはちょっと、世界と戦えるレベルの出来だと思います。( v ̄▽ ̄)

冒頭から早口の専門用語が飛び交い、人物名は字幕で出るのですが追いきれず、後半にやっとメインキャストの名前を把握したくらい(・・A;)あせあせ
付いていけていなくてもグイグイ惹き込まれるので、気にせず観て大丈夫。
120分とは思えない濃厚さ。

とりあえずメインキャストの長谷川博己が矢口、竹野内豊が赤坂、石原さとみがパタースンくらい覚えておきましょう。あと松尾諭が泉、高良健吾が志村くらい。
予告で不安だった英語の台詞ですが、みんなすごい頑張ってました。びっくり!
他書ききれませんが、國村隼市川実日子津田寛治塚本晋也高橋一生野間口徹大杉漣柄本明余貴美子などなどなど。
キャストは総勢328名だそうで、一瞬しか映らない人も。小出恵介斎藤工など贅沢な使い方。エンドクレジット追うのが大変でした( ̄∀ ̄*)イヒッ
そういえば、ゴジラモーションキャプチャー野村萬斎だそうです。
ヱヴァンゲリヲン」シリーズの庵野秀明が脚本と総監督、のぼうの城』『進撃の巨人』の樋口真嗣が監督と特技監督

すでに”会議”というキーワードを聞かれている方もいらっしゃるでしょう。
冒頭はとてもブラックユーモア的、日本で未曾有の災害が起きた場合、こういう対応になるんだろうなというのがリアルすぎて笑えませんが、そのリアルさがこの映画の武器ですね。ギャレス・エドワーズ版『GODZILLA』はリアルな日常を感じるところもありましたが、こちらの方が今の現実と直結しているリアルさで描いています。

展開にも納得。こういう段階を経てこういう結果に行き着くんだろうなという状況の中、孤軍奮闘する矢口たち。人脈ってやっぱり大事ですね(←違う!^_^;)
住民の避難も末端の警官や消防隊員、地方自治に頼る上層部の情けなさもリアル(;-_-) =3 フゥ
日本政府と危機管理システムはダメダメだけど、個人レベルでは捨てたもんではないというところにも共感。諦めずに最後まで粘り強く戦う現場の人たち。
海外でも十分通用する出来だと思いますが、一番楽しめるのは我々日本だと思います。
いろいろ驚くことも多いので、ネタバレ踏む前に早めにぜひ劇場へ!

政府関係の方はこれを見て、復興対策をさっさと進めてほしいですね。( 。・_・)ジッ