『白鯨』 『ドレッサー』


続いてクラッシックな2本

白鯨

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MOBY DICK/HERMAN MELVILLE'S MOBY DICK  1956年 116分

あらすじ:
1841年、マサチューセッツ州ニューベドフォード。イシュメイルは安宿で知り合った銛打ちと意気投合し、老朽の捕鯨船ピークォッド号に乗り込む。その船の船長エイハブはかつて“白鯨”と呼ばれる巨大なクジラに片足を喰いちぎられており、その復讐に燃えている。この航海の目的もそれで、今度こそ“白鯨”の息の根を止めるつもりのエイハブの目には既に狂気に似たものがあった。“白鯨”を倒す執念に憑かれたエイハブの凶行は、次第に船員たちの命までも危険に晒していく……。(allcinemaより)



ハーマン・メルヴィルの同名小説の映画化。
クリス・ヘムズワース主演の『白鯨との戦い』公開の頃、見てないなと思って見ましたけど、2010年にもウィリアム・ハートイーサン・ホーク出演で作られているんですね。2本とも見ていないので、この映画が初になります。( ̄∀ ̄*)イヒッ

こちらはエイハブ船長がグレゴリー・ペック、イシュメールにリチャード・ベースハート、スターバックにレオ・ゲン、神父にオーソン・ウェルズなど。
レイ・ブラッドベリが脚本に参加、ジョン・ヒューストン監督作。

小説を読んだかどうかも忘れていますが、小説どおりの印象。
途中でレイ・ハリーハウゼン的な特殊効果が出てきたりして不気味な雰囲気。
エイハブ船長の執念と鯨との結末は、ちょっと”フランケンシュタイン”のラストを思い出しましたね。





ドレッサー

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THE DRESSER 1983年英 117分

解説:
ロナルド・ハーウッドの同名舞台劇の映画化。第二次大戦を時代背景に、シェークスピア劇団の座長と、その付き人の確執と葛藤を描く。いわば“舞台裏モノ”だが、プライド高く傲慢なるも妙なところで気弱になる座長と、時としてその座長をも手玉に取る付き人の憎めない狡猾さなど、とにかくキャラクターとその掛け合いに妙味を見せる。演ずる両雄の役者の魅力も大きく、この二人芝居にも似た面白さは飽きる事がない。戦時下の描写や屋外シーンなども丁寧で、舞台から映画への移植としてはかなり望ましい形となっている。(allcinemaより)


ロナルド・ハーウッドの1980年のイギリスの舞台劇の映画化。
第2次世界大戦下のロンドンを舞台に、老いたシェイクスピア俳優の“サー”とその付き人ノーマンの関係を描くバックステージドラマ。
サー・ドナルド・ウルフィットの付き人を務めたハーウッドの実体験に基づいている。

最近アンソニー・ホプキンスイアン・マッケランでTV映画化すると聞いて見ました。
今作はアルバート・フィニートム・コートネイエドワード・フォックスも出ています。監督は『ブリット』のピーター・イエーツ

名優であるはずの座長は年老いてボケかけ、その座長をなんとか舞台に立たせようとする付き人。長年一緒にやってきた二人の様々な想いを、悲喜交々描いています。
俳優の技量が問われる作品ですね~。