『ジゴロ・イン・ニューヨーク』『天才スピヴェット』


監督が誰だか紛らわしい2本。

ジゴロ・イン・ニューヨーク

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FADING GIGOLO  2013年 90分

あらすじ:
ニューヨークのブルックリンで、3代続いた本屋を自分の代で潰してしまったマレー。失業で途方に暮れていた彼はふとしたきっかけから、花屋でバイトする友人のフィオラヴァンテをジゴロに仕立てると、2人で愛に飢えた女性相手のいかがわしいビジネスに乗り出す。すると意外にもフィオラヴァンテの優しいジゴロぶりが評判となり、マレーの巧みな営業活動と相まって商売は思いのほか大繁盛。調子に乗ったマレーは、新規顧客としてユダヤ教の中でも厳格な宗派に属しているラビの未亡人アヴィガルを言葉巧みに勧誘する。しかしフィオラヴァンテとアヴィガルは互いに惹かれ合い、秘密の逢瀬を重ねるようになってしまう。それは、ジゴロにとってもユダヤ教徒にとっても決して許されることのない禁断の恋だったのだが…。(allcinemaより)



ウディ・アレン監督作だと思っていたら、ジョン・タトゥーロ監督作でした。
NYが舞台でジャズで、ウディがチャラチャラ喋り捲ったら、勘違いしても責められないですよね。( ̄∀ ̄*)イヒッ
ストーリーは、にわかジゴロが予想外に客にモテモテ、でも真実の愛は~と寓話的でもあり、やはりウディ節(←しつこい?^^;)
主演と脚本も兼ねるジョン・タトゥーロの静かな味のある演技に、シャロン・ストーンリーヴ・シュレイバー、そしてウディ・アレンと芸達者の共演で、笑ったりほんわかしたり。
一番嬉しいのは久しぶりのヴァネッサ・パラディ。やはり華があるんですよね。もっと映画に出て欲しいなぁ。





天才スピヴェット

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THE YOUNG AND PRODIGIOUS T.S. SPIVET/L'EXTRAVAGANT VOYAGE DU JEUNE ET PRODIGIEUX T.S. SPIVET  2013年仏/加 105分

あらすじ:1
0歳の天才少年T・S・スピヴェットの家族はみな変わり者。モンタナの田舎で広大な牧場を営む父テカムセは身も心もカウボーイ。小さな生きものに恋する昆虫博士の母クレアに、本気でアイドルを目指す姉のグレーシー。そして二卵性双生児の弟レイトンは、頭脳派のスピヴェットとは対照的に、活発で運動や銃の扱いに長けた父親自慢の息子。ところが、その弟がスピヴェットと遊んでいるときに銃の事故で亡くなってしまう。以来、家族は悲嘆に暮れ、スピヴェットは自分を責める続けていた。そんな時、スミソニアン博物館からスピヴェットの発明が栄えあるベアード賞を受賞したとの知らせが届く。一度は授賞式への招待を辞退するスピヴェットだったが、家にも学校にも居場所のない彼は、博物館の次長ジブセンの熱心な誘いを受けることに。こうして家族に置き手紙だけを残し、たった一人で遥かスミソニアン博物館めざして旅立ったスピヴェットだったが…。(allcinemaより)



監督はティム・バートンではなく『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ
紛らわしいと言ってもヘレナ・ボナム=カーターが出ているだけですが。( ̄∀ ̄*)イヒッ
スピヴェットにはカイル・キャトレット、共演にジュディ・デイヴィスなど。

2Dで見たので、3Dの絵本の様な感じがどうだったのか分からないのが残念。
個性的な家族の雰囲気はやはり『アメリ』を思い出します。
ロードムービー好きなので、スピヴェットのユニークな旅の過程も興味深い。
孤独や悲しみを抱えての一人旅だけれど、最後はハッピーエンドでじんわり来ます。