『ザ・コンサルタント』 ベンアフ新たな代表作?


ザ・コンサルタント』初日初回で観ました。
シリーズ化しても面白そうな内容でしたよ。

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THE ACCOUNTANT 2016年 128分

あらすじ:
田舎町で小さな会計事務所を構える物静かな男、クリスチャン・ウルフ。他人とのコミュニケーションに問題を抱える一方、数字に対して超人的な能力を発揮する彼は、裏社会と繋がりを持ち、彼らの仕事を請け負っていた。アメリカ政府当局もその存在には気づいていたが、なかなか正体を掴めずにいた。そんな中、ウルフのもとに大手メーカー、リビング・ロボ社の財務調査という依頼が舞い込む。しかし、同社の経理担当デイナとともに使途不明金の解明に乗り出した矢先、調査は一方的に打ち切られてしまう。そしてその日から、何者かに命を狙われるウルフだったが…。(allcinemaより)



”表の顔は会計士、裏の顔は凄腕の殺し屋”、2つの顔を持つ設定だと『イコライザー』とかありますが、キャラクターと凄腕になった過程が新鮮。
ジャック・リーチャー』や『ジョン・ウィック』のようにシリーズ化されてもおかしくない出来。

マフィアなど裏社会の大物たちと一緒に写っている男。多くの裏組織の経理を受け持ちながらも殺されない男。彼は何者で、どんな生い立ちやスキルを持ち、普段はどのような生活をしているのか?

クリスチャンにベン・アフレック、得意な表情がない役(←失礼^^;)彼に財務調査を依頼する会社社長にジョン・リスゴー経理のデイナにアナ・ケンドリック、謎の会計士を追う財務省犯罪捜査部のレイモンドにJ・K・シモンズ、メリーベスにシンシア・アダイ=ロビンソン、その他TV「ウォーキング・デッド」のジョン・バーンサル、ジェフリー・タンバーなど。
監督は『ウォーリアー』のギャヴィン・オコナー

映画の中に大きな謎が2つ。
裏の顔を持つクリスチャンが捜査の手を逃れるために受けた堅気の仕事。簡単に終わるはずの仕事で命を狙われる羽目に。彼の存在が邪魔なのは誰なのか?という現在の謎と、会計士の彼がどのように凄腕の殺しのスキルを身につけたのか?という謎。
観ているうちに小さな謎も次々沸いてくるので最後まで飽きずに楽しめます。
小さな謎の方は中盤で検討がついてくるので、正解を確認する満足感も。
気になったのは、裏の顔持つ動機が曖昧かなぁ。
前宣伝で殺し屋となっているけれど、クリスチャンは理由があって殺人はしても殺し屋では無い気がするし、正当防衛のためだけに大量の武器を持っているのもおかしいとか、メリーベスの捜査方法が廻り道すぎとか、突っ込みどころも多々ありなんですが、
テンポのいい展開にキレのあるアクションが痛快。ユーモアもあるし。
終盤にわかるレイモンドが執着している意味など、意外性もあって面白い脚本でした。
この設定でもう1本くらい観てみたい気がします。
ベン・アフレックの新たな代表作になったりして。( ̄▽ ̄)