『マグニフィセント・セブン』 『荒野の七人』とは別物と思うべし!


実は昨日は、休みを取ったついでに自動車免許の更新へ行こうと思い立ち、
午前中に『ドクター・ストレンジ』を観て、午後受付で更新しようと思っていたら、
午前中の回は吹替版だったので、急遽午前中に更新することにして、
余った時間で『マグニフィセント・セブン』を先に観ちゃいました!
時間の目測を誤って、ギリギリに滑り込みましたけど。( ̄∀ ̄*)イヒッ

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THE MAGNIFICENT SEVEN 2016年 133分

あらすじ:
開拓時代の小さな田舎町。そこでは冷酷な悪徳実業家バーソロミュー・ボーグが町の資源を独占しようと荒くれ者たちを従え、傍若無人の限りを尽くしていた。ある日、ボーグに夫を殺されたエマは、サムと名乗る賞金稼ぎの銃の腕前を見込んで、町を救ってほしいと住民からかき集めたなけなしの全財産を差し出し懇願する。最初は興味を示さなかったサムだったが、この依頼を引き受けることにし、ギャンブラーのジョシュをはじめ腕利きの男たちのリクルートを開始する。こうしてワケありのアウトロー7人が小さな町を守るために雇われ、やがて彼らはボーグ率いる200人超の悪党軍団に無謀とも思える戦いを挑んでいくのだったが…。(allcinemaより)



黒澤明監督による不朽の名作『七人の侍』を西部劇にした『荒野の七人』のリメイクではあるのですが、設定が現代に合うように変えられています。
大きな違いとしては、村が盗賊に襲われるところが、町が悪徳実業家に襲われる点と、戦う動機が村人を助けるという大義のためだけではないところですね。

助けてくれる人を探しに来たのが女性だったり、7人のメンバーに東洋系やネイティブ・アメリカンが入っているところも、現代の設定ですね。

7人とは、賞金稼ぎ兼執行人サムのデンゼル・ワシントン、ギャンブラーのジョシュにクリス・プラット、狙撃の名人グッドナイトにイーサン・ホーク、ナイフの達人ビリーにイ・ビョンホン、お尋ね者でメキシコ人のヴァスケスにマヌエル・ガルシア=ルルフォネイティブ・アメリカンのレッドハーヴェストにマーティン・センスマイヤー、そして映画ごとに全く違うヴィンセント・ドノフリオ
助っ人を探しに来るエマにヘイリー・ベネット、エマの夫にマット・ボマー、悪徳実業家バーソロミュー・ボーグにピーター・サースガード、他ルーク・グライムスなど。
監督は『トレーニング デイ』『イコライザー』のアントワーン・フークア

冒頭から悪徳実業家の悪徳っぷりが見せつけられ、町の住民ではとても太刀打ちできないことがわかります。メンバーが集まる過程でそれぞれの個性がわかり、連帯していきます。そして怒涛のクライマックスへとスムーズな流れ。
7人+住民と軍隊並みの敵との戦いも、奇襲やら重火器やらでど派手!
それぞれの魅せ場たっぷりで、手に汗握ります。
ただオリジナルのような村人との交流などの人間ドラマが少なく、純粋に弱いものを助けるために立ち上がるという感じが弱いので、なんとなく物足りなさを感じてしまいました。
スティーヴ・マックィーンが元祖ダーリンの私は『荒野の七人』は何回も見ているので、どうしても比べてしまって。(-_-;)
ティーヴのポジションのクリプラに華がちょっと足りない、まあスティーヴに適う訳ないんですけどね~( ´Д`)y━・~~
その点、デンゼル・ワシントンイーサン・ホークの上手さが目立ちました。
イ・ビョンホン、ヘイリー・ベネットも良かった。
この映画だけで考えると、現代のウェスタンとして十分面白かったです。
エンドクレジットでオリジナルテーマが流れるのがちょっと嬉しかったですね♪

今夜また『荒野の七人』見ちゃうな~。( ̄∀ ̄*)イヒッ