『アサシン・クリード』 闇に生き、光に奉仕する


初日レイト2D字幕で鑑賞。
ゲームを知らないと専門用語が分からなくて楽しめないという噂も聞きましたけど、
そんなこと全くなかったですよ。

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ASSASSIN'S CREED 2016年 115分

あらすじ:
人間の自由意思をコントロールできるという“エデンの果実”を巡り、“アサシン教団”と“テンプル騎士団”の間で長年にわたる暗闘が繰り広げられてきた――。2016年。一人の殺人犯カラム・リンチに死刑が執行される。ところが、実際にはその身柄は生きたままアブスターゴ財団の研究所へと運ばれていた。そこでは、遺伝子に刻まれた記憶を辿ることができる特殊な装置“アニムス”が開発されていた。実はカラムは、“エデンの果実”の秘密を守るアサシン教団の伝説のアサシン、アギラールの末裔だったのだ。研究所は“エデンの果実”を狙うテンプル騎士団によって運営されており、研究者のソフィア・リッキンは、アニムスを使ってカラムにアギラールの人生を追体験させることで“エデンの果実”の秘密に迫ろうとしていたのだった。こうして遺伝子の記憶を介して自らの先祖アギラールとなり、ルネサンス期のスペインへと舞い降りたカラムは、アサシン教団とテンプル騎士団の壮絶な抗争の渦へと巻き込まれていくのだったが…。(allcinemaより)



人気アクションゲームシリーズの実写版映画。
現代と過去の2つのパートにおける、アサシン教団とテンプル騎士団の戦いが続く中、
アサシンの直系の子孫が遺伝子記憶を追体験することで過去に遡る。

観ていれば分かりますけど、専門用語としては、
アサシン教団:十字軍時代から活躍した暗殺集団。人間の自由意志を尊重し、平和と安全を目的とする。テンプル騎士団の野望を止めようとしている。
テンプル騎士団:歴史の影で暗躍し、強大な力を持つ組織。”エデンの果実”を利用し、人々の自由意志をなくし、支配することで平和を目指す秘密結社。
アブスターゴ:現代のテンプル騎士団
アニムス:人間の遺伝子に残された先祖の記憶を呼び覚まし、バーチャルリアリティとして体感させることができる。
エデンの果実(リンゴ):人間の意志を完全にコントロールすることができる。
くらいわかれば大丈夫かな。

アサシンの子孫であるカリム・リンチにマイケル・ファスベンダー、映画オリジナルキャラのようですね。今作では制作もしています。
アニムスを使いカリムの記憶を探るソフィア・ライキン博士にマリオン・コティヤール、『マクベス』コンビですね。ソフィアの父アランにジェレミー・アイアンズ、他ブレンダン・グリーソンシャーロット・ランプリングなど。
監督は『マクベス』のジャスティン・カーゼル

まず、ルネッサンス期のスペインという世界観が良いですよね。
鷹をイメージしたフードを被った衣装もカッコイイし、バルクールを取り入れた激しいアクションも決めポーズがナイス。
極めつはイーグルダイブ。3Dで観ると良かったのかも。
過去は記憶の中でエデンの果実を探すミステリーであり、現代の展開もスリリング。
後半、アブスターゴに囚われているのはみんなアサシンの末裔とわかってくるあたりから俄然盛り上がってくるのですが、ラストは意外にあっさり。
元々シリーズ物の映画化ですから、続編もできそうですが、どうなのかしら?