『パッセンジャー』 ある意味『オデッセイ』と対極かも


宇宙が舞台の運命的なラブストーリー『パッセンジャー』初日2D字幕で観ました!
旬な俳優共演のスター映画のはずなのに、他の映画たちに押されて、
なんだかひっそり上映始まった雰囲気。(^_^;)

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PASSENGERS 2016年 116分

あらすじ:
近未来。豪華宇宙船アヴァロン号は5000人の乗客を乗せて地球を旅立ち、遠く離れた移住地に向かって航行していた。乗客は目的地に到着するまでの120年間を冬眠装置の中で安全に眠り続けるはずだった。ところが、航行中のアクシデントが原因で一つのポッドが不具合を起こし、エンジニアのジムだけが目覚めてしまう。ほどなく自分以外に誰も起きていないことに気づくジム。それもそのはず、地球を旅立ってまだ30年しか経っていなかった。つまり、ほかの乗客が目覚めるのは90年も先で、それはこの宇宙船の中でたった一人きりで残りの一生を過ごさなければならないことを意味していた。それから1年が過ぎ、孤独に押し潰されそうになっていたジムは、目覚めたばかりの美しい女性オーロラと出会うが…。(allcinemaより)



地球から他惑星への移住者5000人を運ぶ宇宙コロニー。
到着までの120年間、乗客は冬眠ポッドで眠っているはずだったが、30年経った頃事故によりジム独りだけが目覚めてしまう。

キャストは技術者のジムにクリス・プラット、作家のオーロラにジェニファー・ローレンス。アンドロイドのアーサーになぜかいつも顔を覚えられないマイケル・シーンローレンス・フィッシュバーンが贅沢な使い方と思えば、アンディ・ガルシアはもっと贅沢な使われ方でした。
監督は『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のモルテン・ティルドゥム

惑星間移住のための宇宙コロニー内のラブストーリーというのも面白いですけど、
アカデミー賞美術賞にノミネートされた近未来感たっぷりの宇宙コロニーのデザインと設備が何と言っても目を引きます。
こんな壮大な宇宙コロニーの管理・操縦が全てオートメーションだったり、緊急事態の対処方法もない代わりに、予想外に早く目覚めたのに食事もできるようになっていたりから始まり、最後まで設定にツッコミどころはかなりあります。
コロニー内にプレミアムと一般で乗客待遇の差があったりするところはリアル。
ストーリー展開は早く、二人が目覚める理由は予告のイメージとは違っていたので意外でしたけど、後はこうなるよね~っと予想の範疇だったので、いろんなことが起こる割にはあっさり。
それでも後半は、どうなるかわからない怒涛の展開でスリリングでした。
2人になってからの方がクリプラは生き生きしていて、逆にジェニファー・ローレンスっていつもこんな役って気がしないでもなく~。( ̄∀ ̄*)イヒッ
マイケル・シーン演じるアーサーが、好意的な言葉を選んでいるつもりが皮肉になっているあたりも見どころ。
無重力状態の水の描写など、映像が興味深かったですね。