『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』 決意の4日間


本日から公開の『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』を観ました。
帰りにエレベーターで一緒になった大阪から越してきたという年配のご婦人に、
松山は映画館空いてるわねと言われ、恥ずかしい様な情けない様な。(-_-;)

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JACKIE 2016年米/チリ/仏 99分

あらすじ:
1963年11月22日、ジョン・F・ケネディ大統領がテキサス州ダラスでのパレード中に狙撃され、命を落とす。悲しみに暮れるファーストレディ、ジャッキーを待っていたのは、新大統領に就任するジョンソン副大統領への引き継ぎや葬儀の準備、さらには幼い子どもたちに事実を説明するといったやらなければならないことの数々。そんな中、夫が後々まで決して忘れ去られることのない、厳かで立派な国葬を執り行うと心に誓うジャッキーだったが…。(allcinemaより)



第89回アカデミー賞、主演女優賞、作曲賞、衣装デザイン賞ノミネート作品。
今の時期オスカー関連映画の公開が続きますが、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の公開予定がまだありません。(T ^ T)シクシク
ラビング 愛という名前のふたり』も今日から公開だけど、こちらは行けそうになく、今月は『はじまりへの旅』と『メッセージ』は観ようと思ってます。

ジョン・F・ケネディ大統領が暗殺されてから葬儀までの4日間に焦点を当て、夫人であるジャクリーン・ケネディ(ジャッキー)の視点で描いた伝記ドラマ。
ジャーナリストのインタヴューを受ける形で進行します。

ジャッキーにナタリー・ポートマン、↑のポスター見ても分かるように、もう顔つきが普段と全く違いますね。
ケネディ大統領の弟ロバートことボビーにピーター・サースガード、この人も映画ごとに毎回化けますよね。
名前も雑誌名も出ないジャーナリスト役にビリー・クラダップ、ライフ誌のセオドア・ホワイトなのかなと。
その他、グレタ・ガーウィング、ジョン・キャロル・リンチなど。
出番は多くないけれど印象的だったのは、リチャード・E・グラントと、この作品が遺作となったジョン・ハート
ブラック・スワン』でコンビを組んだダーレン・アロノフスキーは制作にまわり、監督はチリのパブロ・ラライン

JFKが暗殺された日の翌日が両親の結婚日で、時差でその日はずっとこのニュースが流れていたと聞いたくらいの、自分の生活には接点のない話で。(^_^;)
キャサリンケネディ元駐日大使はどういう気持ちで見るのかなと思ったけれど、多分今までに何度も見たり聞いたりしているだろうなと思い立ち、なぜ今更?という気がしてしまいました。( ̄-  ̄ ) うーん
興味深い内容ながら共感ポイントがなかったのですが、演技は見ごたえありました。
ジャッキーの実際の映像を見たことがないので似ているのかどうかはわかりませんが、顔のアップの多い映画で恐怖や喪失感、決意を秘めた表情のナタリー・ポートマンが素晴らしいし、ピーター・サースガードもショックや悲しみ怒りなど複雑な心情を見事に演じていました。
アクセントとなるベテラン勢の演技も良く、やはり演技で魅せる作品かなと。
JFKの名前が広く知れ渡っているのは、暗殺されたからだけではなかった。
短期間の在任となった夫を歴史に刻み込むためのジャッキーの決意の4日間のお話でした。