『ベイビー・ドライバー』 ミュージカル・カーチェイスムービー


遅れて公開の『ベイビー・ドライバー』、先週末観る予定だったのをようやく、
評判が良いので楽しみにしていました。

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BABY DRIVER  2017年 113分

あらすじ:
天才的なドライビング・テクニックを買われ、ギャングのボス、ドクの下で“逃がし屋”として働く青年ベイビー。幼い頃の事故で両親を亡くし、自身もその後遺症で耳鳴りに悩まされている。そのためiPodが手放せず、常にお気に入りのプレイリストを聴き続けていた。すぐにキレる狂暴なバッツはじめコワモテの連中を乗せても顔色一つ変えず、クールにハンドルを握るベイビーは、音楽を聴くことで集中力が研ぎ澄まされ、誰にも止められないクレイジーなドライバーへと変貌するのだった。そんなベイビーが、ウェイトレスのデボラと出会い、恋に落ちる。そして彼女のために、この世界から足を洗おうと決意するベイビーだったが…。(allcinemaより)



エドガー・ライト監督が、どうしても撮りたくてわざわざアメリカのアトランタで撮影したカー・アクションムービー。今やロンドンではカースタントはできないみたいですね。

ギャングの“逃がし屋(ゲッタウェイ・ドライバー)”をしている天才ドライバーの青年ベイビーを描いたクライム・カー・アクション。
ベイビーが常に聴いているiPodの曲がBGMとなり、そのビートに合わせてアクションや恋が展開していく仕組み。

ベイビーに『ダイバージェント』のアンセル・エルゴート、ベイビーと恋に落ちるデボラにリリー・ジェームズ、ドクにケヴィン・スペイシー、バディにジョン・ハム、ダーリンにエイザ・ゴンザレス、バッツにジェイミー・フォックス、グリフにジョン・バーンサルなど。
元祖ゲッタウェイ・ドライバーの映画『ザ・ドライバー』のウォルター・ヒル監督が声の出演しているのも聞きどころ?
監督はサイモン・ペッグの盟友で『ショーン・オブ・ザ・デッド』などのエドガー・ライト

冒頭のカーアクションからガンガン来ます。
カースタントも凄いけれど、スタントが音楽に合わせられていてノリもテンポも良い♪
カーミュジカルと言われているだけあって、全編音楽に合わせての動きが凄い。
綺麗(死傷者を出さない)な犯罪に思えた完璧さが徐々に崩れ、ベイビーの葛藤が深まった頃、救いの手の様に始まる恋、切ない母への思慕。
コミカルさがあった前半から一気にシリアス展開する後半の緩急ついたストーリー。
ジェイミー・フォックスが今回はキレ気味の悪、悪い奴も上手いですよね。
ジョン・ハムはハンサムだけど顔が長すぎると思ってましたが、( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
長さ気にならなかった〜!男前だった〜!良い!うん!
ケヴィン・スペイシーも最後はズルい役でした。
テルマ&ルイーズ』になるのか『トゥルー・ロマンス』になるのかと思って観ていましたが、ラストはきっちり責任とって終わりました。
最近は割ときっちり終わる映画が多い印象。そういう時代なのかなぁ。