『ブレードランナー ファイナル・カット』


ブレードランナー 2049』の前のおさらいに見ました。
ブレードランナーは5バージョンあるようなのですが、
自宅にあったのがファイナル・カット版だったのでそれを見ました。

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BLADE RUNNER: THE FINAL CUT  2007年 117分

あらすじ:
放射能で汚染された2019年のロサンゼルスで、高度な知能と強靭な肉体を持った、人間とほぼ同じ外見をしているアンドロイド“レプリカント”が、人間を殺害して逃亡を図った。そのレプリカントの解体処分が決定され、レプリカント専任捜査官のデッカードが、単独で追跡調査を開始するが……。(シネマトゥデイより)


原作はフィリップ・K・ディックSF小説アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を基に1982年に製作された『ブレードランナー』。
”ファイナル・カット”版は、公開10周年を記念し1992年に再編集された”ディレクターズカット”版をデジタル修正し、2007年に再編集したバージョン。

2019年、タイレル社が開発した”レプリカント”は、主に地球外での労働に従事するアンドロイド。高い知能を有するためしばしば反乱を起こすため、”レプリカント”を廃棄処分するための専任捜査官”ブレードランナー”が居た。
ブレードランナー”のデッカードは、地球に戻ってきた”ネクサス6型”のレプリカント4体を廃棄処分にする情報を掴むためタイレル社へ向かい、レイチェルと出会う。

デッカードハリソン・フォード、レイチェルにショーン・ヤングLAPDのガフにエドワード・ジエームズ・オルモス、ロイにルトガー・ハウアー、プリスにダリル・ハンナ他。
監督はリドリー・スコット

新しいバージョンが出るたびに見ていた気はするので、所々のシーンは覚えていたけれど、新作の予告で流れている音楽が旧作の音楽だったとは気づかず。
「2つで十分ですよ!」の掛け合いも忘れていたし。( ̄∀ ̄*)イヒッ

フィリップ・K・ディックの短編小説を、よくもここまで膨らませて、生と愛の物語に仕立てたな〜と何度見ても感心します。
再見して改めてデッカードハリソン・フォードじゃなきゃと!
レイチェルにせまるシーンの、粗野の一歩手前の演技に、ああこういう演技できる人だったと再認識しました。
そしてルトガー・ハウアーの強さと美しさと哀しさ。

逃亡者となる二人のラストシーンにかぶさるヴァンゲリスの音楽が、頭の中でいつまでもリフレインしています。