小人症って? 『タイニー・ラブ』
レンタル100円セールなので、未公開作品などもしげしげ見ていたら、
なにげに豪華なキャストなので、ちょっと借りてみた1本です。
タイニー・ラブ TIPTOES 2003年 あらすじ:同棲相手のスティーブン(マシュー・マコノヒー)に妊娠を告げた新進女流画家のキャロル(ケイト、ベッキンセール)。しかし子供を欲しがっていたはずの彼がなぜか喜んでくれない。 数日後、訪ねてきたスティーブンの兄ロルフ(ゲイリー・オールドマン)を見てキャロルは、その小ささにびっくり。スティーブン以外の家族は小人症なのだと聞き、ショックを受けてしまう。生まれてくる子供も小人症ではないのか? 募る不安にもスティーブンは何も答えてくれず、替わりにロルフが叔父さん一家を紹介し、ともに親身に相談に乗ってくれた。明るく前向きに生きる彼らの姿に、自分を恥じ、ロルフに惹かれる自分を感じたキャロルは、出産を決意するが…。
映画の中で、時々小さい人が出てきますよね。
彼らは小人症と呼ばれる低身長をもたらす疾患を持っている人だそうです。
障害者や得意な病気の主人公の話も時々見ますが、小人症は初めてでした。
この映画の中では、その小人症が重要な意味を持っています。
独り普通に生まれたため、家族との間にも恋人との間にも、無意識に壁を作っています。
小人症の双子の兄をゲイリー・オールドマンが演じているのですが、
どういう撮影方法かわかりませんが、小さいです(^。^;;
微妙なのは、小人症の人たちは身長が小さく内臓が弱かったりするものの、
普通の人となんら変わりないということです。
つい特異な眼で見てしまいがちですが、普段の生活は我々と大差ありません。
この映画でフォーカスされているのは、
遺伝的な要素で小人症という障害を持った子供が生まれるかもしれない状況の時、
どういう対応をするのかということです。
他の障害でも同じことが言えると思いますが、
ハッキリ眼に見える症状なだけに、インパクトがあります。
両親も親戚も兄も愛しているけれど、恋人には言えないスティーブン。
病弱な兄を見て育ったために、生まれてくる子供が小人症になる可能性を心配します。
恋人のキャロルは、兄ロルフや周囲の人の暖かさに触れ、小人症の子供が生まれる可能性も受け入れ、
子供を生む決意をします。
女性が強いのか、母が強いのか。
そんなキャロルに惹かれるロルフ。
ロルフに、スティーブンにはない魅力を感じるキャロル。
彼らがどおいう選択をするのか、気になった方はぜひご覧下さい♪
ケイト・ベッキンセールは、最初かなりイケイケ系のファッションで登場するので、
『アンダーワールド』のイメージだとちょっとビックリします。
でもナイスボディは相変わらず。
マシュー・マコノヒー、久しぶりでした。
ゲイリー・オールドマンがマシューと双子という設定はムリがある気がしますが、
どんな役でも彼なら大丈夫ですね。
パトリシア・アークエットも出ているのですが、
今になってまだ、ヒッピーぽいぶっ飛んだ役なのが残念です。(-_-;
そうそう、スティーブンとロルフのお父さんは、
『ツインピークス』の赤い部屋で、ダンスを踊っているおじさんでした。( v ̄▽ ̄)よ!