現実と幻想の間 『パンズ・ラビリンス』
パンズ・ラビリンス EL LABERINTO DEL FAUNO 2006年 あらすじ: 1944年のスペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の恐ろしい大尉と再婚してしまった母と暮らすオフェリア(イバナ・バケロ)は、この恐ろしい義父から逃れたいと願うばかり自分の中に新しい世界を創り出す。オフェリアが屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出して足を踏み入れると、迷宮の守護神が現われ彼女に危険な試練を与える。(シネマトゥデイ)
詳細はこちらから http://www.panslabyrinth.jp/
(*-゛-)ウーン・・、
今までに、こんな悲しいファンタジーはあったでしょうか?
それは実際に少女に起こったことなのか?
それとも現実逃避するために、少女が観た夢なのか?
どちらにせよ最後の瞬間に、彼女が幸せであって欲しいと思います。
悲しい子守唄が、頭から離れません。
夢を与えるはずの妖精も、牧羊神もなんだか不気味、
少女が対決するカエルやクリーチャーもシュール。
厳しい環境の中で見る夢は、明るくはならないのでしょうか?
3つの試練を乗り越えた少女が迎えたラストが、
一層切なさをかきたてます。
ある意味ショッキングな映画でした。