『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』 未公開発掘良品
2009年イギリス製作の未公開作品、WOWOWが昨年初放映。
ME AND ORSON WELLES 2009年イギリス 114分
あらすじ:1937年のニューヨーク。演劇志望の高校生リチャードは、ある日、ブロードウェイで今をときめく演出家オーソン・ウェルズと出会い、幸運にも一週間後に上演予定の端役に採用される。憧れの演劇界の舞台裏で、リチャードはウェルズのとてつもない才能とカリスマ性に魅せられ、傲岸不遜な独裁者ぶりに翻弄される。魅力的な年上の女性にも恋をするが…。 (「Oricon」データベースより)
1930年代のニューヨークを舞台に、若き日のオーソン・ウェルズと出会った役者志望の高校生を描いた
ロバート・カプロウの小説を映画化した作品。
初公演にシーザーの舞台興行をすることとなった。
役者志望の高校生リチャードは、ウェルズに上手くアピールし端役をもらう。
ウェルズのカリスマ性に魅了され、劇団のソニアに恋し、プロになった自分に有頂天なリチャードだったが・・・・。
リチャードにザック・エフロン、ちょろっと歌うシーンもあります!
ソニアにクレア・デインズ、クラッシクな役が似合いますよね。
オーソン・ウェルズにクリスチャン・マッケイ、横顔がウェルズに似てますね。
リチャードと出会う劇作家志望のグレタにゾーイ・カザン、エリア・カザンの孫なんですね。
見おぼえあると思ったら『レボリューショナリー・ロード』でディカプリオの秘書でした。
監督は『スクール・オブ・ロック』や『恋人までのディスタンス』のリチャード・リンクレイター。
リチャードの青春物語ではあるのですが、
オーソン・ウェルズの舞台演出やラジオドラマの録音風景など、当時の様子が興味深いです。
オーソン・ウェルズ本人に近いのかどおかはわかりませんが、
クリスチャン・マッケイはウェルズのカリスマ性を上手く出していて、
才能があるために横暴で、暴君っぷりの中で時折見せる優しさなど、
魅力的なウェルズでした。
どっちが主役?になった感はありましたが(^_^;)
これも未公開はちょっと勿体無い作品だと思います!