『コーチ・カーター』 周囲を変えていく1人の男の信念の力


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                COACH CARTER     2005年 136分

あらすじ:犯罪と隣り合わせの街で、将来への展望も見出せない生徒ばかりのリッチモンド高校。この高校のバスケットボール・チーム、“オイラーズ”の成績もまた惨憺たる状態だった。そんなチームを立て直すため、同校のOBでバスケの名選手だったケン・カーターが新任コーチとしてやってくる。しかし、彼はまずはじめに、選手たちとある契約を交わす。それはバスケとは関係のない学業での成績向上と規律ある生活態度を守らせるというものだった。はじめは戸惑いの見られた選手たちだったが、カーターの信念と指導力が少しずつ彼らの心を掴んでいく…。                                                     (allcinemaより)


これも実話ベースのお話。

大学進学率が最低水準で、犯罪者となってしまう卒業生も少なくないという落ちこぼれ高校を舞台に、

バスケットボールを通じて生徒たちに自ら将来を切り拓く術と生き抜く力を授けた実在のバスケット・コーチ

ケン・カーターを描いた感動ドラマ。


かつてリッチモンド高校のバスケット選手であり、全米代表にも選ばれ、大学に進学、

その後実業家として成功しているケン・カーターのもとに、母校のバスケットチームのコーチの依頼が来る。

荒んでいる街や住民のことで心を痛めていたカーターはコーチになり、

生徒がバスケットだけではなく、学業にも励み大学進学を目指せるように指導する。


信念の男ですね。

バスケットのコーチはバスケットの成績さえ上げれば良いと思うところ、

学業の成績も上がれば大学進学の道が開け、その後の人生が豊かになるという信念のもと指導します。

その背景には、高校を卒業出来る生徒が50%、刑務所へ入る確率が大学進学の80倍という悪状況。

1人のコーチの信念が、人生を諦めかけていた生徒、その家族、校長達の考えも変えていきます。


ケン・カーターにはサミュエル・L・ジャクソン、まさに当たり役。

現在ブレイクしているチャニング・テイタムのデヴュー作であり、

今ではオスカーウィナーのオクタヴィア・スペンサーも出ています。

監督は『ネゴシエーター』のトーマス・カーター


スポ根ものは見ていて気分上がりますね。

バスケシーンはCGなどは一切使ってないそうです。

1人の信念が街を変えていく。

人間力を感じて、元気が出ます。