『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』恋人たちだけが生き残る


それでも夜は明ける』のソフトの中に青山シアターの1本無料券が付いていまして、
期限が今月末までだったので、慌てて使いました。
どれを選ぶかいろいろ迷ったのですが、コチラをオンラインで見ましたよ。

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ONLY LOVERS LEFT ALIVE 2013年米/英/独 123分

あらすじ:デトロイトアンダーグラウンド・ミュージック・シーンでカリスマ的な人気を誇る謎に包まれたミュージシャン、アダム。彼の正体は永遠の命を生きる吸血鬼だった。とはいえ、人を襲うようなことはなく、血液も病院で高品質なものを手に入れていた。そんなある日、モロッコのタンジールに暮らす吸血鬼イヴがアダムのもとにやって来る。2人は何世紀も愛し合う恋人同士。久々の再会を喜び、2人で親密な時間を過ごす。ところがそこへ、イヴの妹で問題児のエヴァが突然転がり込み、彼らの運命は静かに狂い出す…。(allcinemaより)


予告見た覚えがないので、多分こちらでは上映がなかったんだと思います。
ティルダ・スィントントム・ヒドルストンのヴァンパイア映画という認識しかなかったのですが、ジム・ジャームッシュ監督作でしたね。
見終わって監督の名前を見て、ああ~納得!でした( ̄∇ ̄)ニヤッ
リミッツ・オブ・コントロール』以来、実に4年ぶりの新作。

デトロイトに住むミュージシャン・アダム、タンジールに住むイヴとキット、彼らは吸血鬼でありながら、静かに人間たちに紛れて暮らしていた。イヴは夫のアダムに会うためにデトロイトを訪れる。時を置かずイヴの妹でトラブルメーカーのエヴァもアダムたちの元へやってきて、静かな生活が乱される。

アダムにトム・ヒドルストン、イヴにティルダ・スウィントン、まさに美形カップル。
エヴァミア・ワシコウスカ、ミア嬢は最近大活躍ですね。キットことウィリアム・マーロウにジョン・ハート、大ベテランも最近いろんな映画に出ますね~。アダムに使われているイアンにアントン・イェルチン、他にジェフリー・ライトなど。

アーティスティックなヴァンパイアっていうのも初めてですね。アダムは音楽を愛し、楽器を集め、作曲などをして暮らしているし、イヴは文学を愛し、同じ町で暮らしているキットは作家。何世紀も生き続ける中で、携帯もPCも使いこなし、人も襲わず、時代に合わせた生き方でひっそりと好きなものと共に暮らしています。
アダムはペシミスティックに現代を嘆き、廃墟になりかけているデトロイトの町のかつての輝かしい時代を懐かしみ、イヴは過去に捕われているアダムとは違い、今を楽しんで生きようとしている。
ジム・ジャームッシュ監督らしいテンポで流れていく作品でした。