蒼き狼 『モンゴル』

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自分にしては珍しいジャンルの映画です。
皆さんの評判が良いので、見てみました( v ̄▽ ̄)


  モンゴル  MONGOL   2007年

あらすじ: モンゴル遊牧民族の長イェスゲイの長男として生まれたテムジン(浅野忠信)は、妻ボルテとの出会いやライバルであり戦友のジャムハとの友情を通し、王と呼ばれるにふさわしい一人前の男に成長する。父の死後部族の長となったテムジンは、モンゴルを統一すべく、部族間の激しい戦いに身を投じていく。(シネマトゥデイ

詳細はこちらから http://www.mongol-movie.jp/


さすがに、ドイツ、ロシア、カザフスタン、モンゴルの4か国合作、

総製作費50億円で、戦いのシーンは圧巻でしたね。

戦いは外せない要素ですが、それ以外ではとても静かな映画でした。


チンギス・ハーンについては、あまり知らなかったのですが、

激しい織田信長のような人物かと思えば、静かで落ち着いた人でした。

長の息子として生まれたのに、父親が毒殺されてから、

長の座を追われ、逃げる生活。

それでも、自分は長なんだということを忘れず、決してあきらめず、

自分の信じるものを貫き通します。

10歳の時に決めた奥さんも彼を信じて待ちます。

この間の苦労を生々しく描いてないところが良かったですね。

モンゴルの自然が壮大で、細かい事は気にしないような空気を感じました。


浅野さんも違和感なく溶け込んでいました。

誠実で粘り強いチンギス・ハーンを自然に演じているように見えました。


全編同じリズムですが、決して単調ではなく、興味深かったです。

狼も出てきましたよ。