『007/私を愛したスパイ』 シリーズ10作目は英ソ共同作戦
やっと折り返し地点、こっちもサクサク見ていかないと!(^^ゞ
1962年の第1作『ドクター・ノオ』から15年、記念すべき10作目です!
THE SPY WHO LOVED ME 1977年イギリス 125分
解説:英ソの原潜が行方不明になるという事件が発生、にわかに東西の緊張が高まる。事態を憂慮した英国情報部は、真相究明をボンドに命じた。一方同じ頃、ソ連でも自国の原子力潜水艦が消えたとの情報が入り、KGBの女スパイ、アニヤがその捜索にあたる。そして2人は、それぞれ手掛かりを追う中で出会い、共同で捜査に奔走。するとやがて、地中海の海底に基地を持つ海運業のストロンバーグが潜水艦を悪用した世界征服を狙っているのでは、という疑惑が浮上する。はたして、ストロンバーグの巨大タンカー内に消息を絶っていた英ソの潜水艦を発見し、ボンドは同じく調査にあたっていた米海軍と共に潜水艦の奪還に挑むが…。海も潜れる万能車ロータス・エスプリや、鋼鉄の歯を持つ敵の用心棒ジョーズなど、SF色を通り越してマンガチックな展開だが、娯楽色は断然強い。この時点でのシリーズ集大成的な意味合いも強く、とにかく派手な作品であった。主題歌カーリー・サイモン。 (allcinemaより)
これまでボンド映画作りを担ってきたプロデューサーのハリー・サルツマンが、
その他にもいろいろ問題が起こり、前作から3年経ってしまったシリーズ10作目は、
製作費も前作の倍の1400万ドルの超大作となりました!
タンカー内での乱闘シーンの人数も迫力も凄いです。
イギリスとロシアの潜水艦が不明になり、どちらも一番の腕利きスパイを調査に送りだしたのですが、
今回はここで東西戦になるのではなく、共同戦線を張ることになります。
ロシア側のスパイ・アニヤの恋人の任務がボンド抹殺で、
このくだりがプレオープニングシーンのスキーチェイスとなってます。
この時のジャンプスタントが圧巻です!<前作の車1回転同様、1度っきりの1発撮り)
世界を壊滅させ海底都市(@.@)を作ろうとするストロンバーグにクルト・ユルゲンス、
あまり悪人に見えないところが残念。
サメと戦って勝ってますから~(^_^;)
今回はQの研究室も出ます!
見どころは前述のスキージャンプの他に、
遺跡を壊さないかと見ていてヒヤヒヤしました( ̄▼ ̄|||)
アブ・シンデル神殿の中が司令部になっているのには、もはや笑うしかなく(-_-;)
クライマックスのタンカー内部シーンは『2度死ぬ』の火山の中同様巨大セットを作ったのですが、
巨大すぎて照明に困ったスタッフが、スタンリー・キューブリックに相談して手伝ってもらったそうですよ!
ストーリーはもうキテレツな世界ですけど、そこそこ笑えて楽しめる作品になってます!