『インターステラー』 導いたのは誰?


クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』初日にIMAXで観てきました!
169分の長さはそれほど感じませんでした。
これも劇場で観るべき映画ですね!

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INTERSTELLAR 2014年 169分

あらすじ:近未来の地球。環境は加速度的に悪化し、植物の激減と食糧難で人類滅亡の時は確実なものとして迫っていた。そこで人類は、居住可能な新たな惑星を求めて宇宙の彼方に調査隊を送り込むことに。この過酷なミッションに選ばれたのは、元テストパイロットのクーパーや生物学者アメリアらわずかなクルーのみ。しかしシングルファーザーのクーパーには、15歳の息子トムとまだ幼い娘マーフィーがいた。このミッションに参加すれば、もはや再会は叶わないだろう。それでも、泣きじゃくるマーフィーに“必ず帰ってくる”と約束するクーパーだったが…。(allcinemaより)



予告編以外はほとんど情報を入れずに観て正解でした!
(予告編であまりネタバレが無かったところも良かった)
このレヴューも観てから読んでもらった方が良いかもですけど、舞台設定だけ説明。

それほど遠くない未来の地球。人類は食糧難のため他の産業を止め農業中心の生活を送っていたが、地表が乾燥することによって土が砂埃となって吹き荒れ、人間にも植物にも病気が多発。小麦もジャガイモも育たなくなり、トウモロコシに頼っている暮らし。人口も大幅に減少し、人類滅亡も秒読み状態。早急に人が住める惑星を探す必要があった。元宇宙飛行士だったクーパーは子供達の未来を守るため、無事に帰って来られるか分からないミッションへ参加する。

キャストさえ知らない方が楽しめると思うので、以下読まれる方は覚悟してくださいね。

クーパーにマシュー・マコノヒー。妻を亡くし妻の父と息子と娘と暮らしています。
義父のドナルドにジョン・リスゴー、『猿の惑星 創世記』とは違い、しっかりもの。
クーパーの息子トムはティモシー・キャラメからケイシー・アフレック。娘のマーフィーはマッケンジー・フォイからジェシカ・チャステインエレン・バースティン。ブランド博士にマイケル・ケイン、娘のアメリアにアン・ハサウェイ。他にウェス・ベントリートファー・グレイスデヴィッド・オイェロウォ、デイヴィッド・ギャスィ
サプライズでマット・デイモン
監督は『ダークナイト』『インセプション』のクリストファー・ノーラン

クーパーが宇宙へ旅立つまでの地球での生活と、旅立ってからの宇宙での奮闘ぶりが描かれますが、前半の展開は早く感じます。宇宙のワームホールブラックホール、他の惑星などの映像も見どころですが、この映画の核となるのは地球と宇宙での時間の流れの違い。そのため中盤から宇宙のクーパーと地球の娘や息子の話が交差していきます。娘に戻ると約束したのに、宇宙での時間の流れるスピードは早過ぎて、焦るクーパー。この役はクリスチャン・ベイルでもレオナルド・ディカプリオでもイメージが違い、やはりマシュー・マコノヒーで正解だったと思います。ノーラン作品にしては珍しく女性が効いていて、アン・ハサウェイジェシさんがまた良いですね。
クーパーの焦りと共に終盤のテンポが上がり、次々に予想外の展開。
そして、まさかのラストには思わず泣けました(´Д⊂ヽ
地球の存亡の話であり、宇宙の神秘の話でもありますが、終始親子愛の話でしたね。
ぜひ劇場で!