『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』『二ツ星の料理人』


料理映画2本

シェフ 三ツ星フードトラック始めました

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CHEF 2014年 115分 PG12

あらすじ:
ロサンジェルスの一流レストランで総料理長を務めるカール・キャスパー。人気料理評論家の来店に革新的な新メニューで挑もうとするも、オーナーに却下された挙げ句、評論家にも酷評され、ついに怒り爆発。その一部始終がSNSで拡散してしまい、店をクビになったばかりか新たな働き口もなくなってしまう。傷心のまま故郷のマイアミに戻ったカールは、前妻や旧友マーティン、息子のパーシーたちの助けを借り、キューバ料理の移動販売を始めることに。こうして、改装したオンボロ・フードトラックに乗り、パーシー、マーティンと3人で、移動販売をしながらロサンジェルス目指して大陸を横断していくカールだったが…。(allcinemaより)



アイアンマン』シリーズのハッピー・ホーガンこと監督のジョン・ファヴローが、
低予算で作った映画。
一流レストランのシェフがクビになり、フードトラックで原点に戻るという内容が、
監督本人のプライベートともカブると話題に。

ジョン・ファヴローが製作・脚本・監督・主演でシェフを演じ、一緒にフードトラックに乗る息子パーシーにエムジェイ・アンソニー、相棒のマーティンにジョン・レグイザモ、元妻にソフィア・ベルガラ、評論家にオリバー・プラット、助手にボビー・カナヴェイルなど。
出番は少ないけれどロバート・ダウニー・Jrスカーレット・ヨハンソンダスティン・ホフマンらの出演も見どころ。

フードトラックでキューバニューオリンズ・テキサスなどを巡りながら各地の食べ物を食べたり作ったり。今まで接し方の分からなかった息子と触れ合え、前妻や相棒の支えが身に沁みます。料理映画でも有りロードムービーの楽しさも。バックに流れるラテンビートのノリとテンポが良く合って気分が上がります♪
フードトラックやSNSでの宣伝など、まさに今の映画ですね。
旅によって本当にしたかったことが分かったシェフが選んだ結末も納得。







二ツ星の料理人

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BURNT 2015年 101分

あらすじ:
パリの一流レストランでミシュランの二ツ星を獲得した伝説のシェフ、アダム。腕は確かだが私生活に難ありで、ついには突然姿を消して店を潰してしまう。3年後、死んだと思われたアダムがひょっこり姿を現わし、かつて散々迷惑をかけたオーナー親子に自分をシェフとして雇うよう迫る。当然最初は拒絶されるも、少々強引な策を巡らし、まんまとロンドンの新レストランでシェフの座を手にする。さっそくパリ時代の同僚や才能溢れる料理人たちをスカウトし、三ツ星目指して念願のレストランをオープンさせるアダムだったが…。(allcinemaより)


こちらも再生の物語。
上の映画が原点に戻ったのに対し、こちらは二ツ星から三ツ星という1ランク上を狙います。

ブラッドリー・クーパーも最近傲慢な強気な役が多いかなぁ。ほとんど彼のスター性で見せる映画だけど、ダニエル・ブリュールシエナ・ミラー、オマール・シー、リッカルド・スカマルチョ、サム・キーリー、リリー・ジェームズ、マシュー・リスら脇もいい。
エマ・トンプソンアリシア・ヴィカンダー、ウマ・サーマンらも登場。
監督は『8月の家族たち』のジョン・ウェルズ

展開が甘い。そんなにうまくいくはずがないと思っちゃう。( 。・_・)ジッ
騒動を起こして蒸発し、3年のブランクが有るのに、いきなり自分の名前のついたレストランを任されるし、借金はチャラになるし、ピンチになると善意の助け舟が現れる。現在の料理界の流行や調理法を知らないとか有りえない気がするし、昔ながらの調理法で押し通すのかと思えば、案外あっさり新しいものを取り入れるしで、彼のどの辺が伝説だったのかさっぱり分からない。
と、ストーリー展開がご都合主義な気もするけれど、サクセスストーリーだしキャストも良いしでまあまあ楽しめます。





出てくる食べ物もだけど、もう1本の映画の方が個人的には好き。( ̄∀ ̄*)イヒッ