『DEATH NOTE』(デスノート)

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2003年12月から2006年5月まで、「週刊少年ジャンプ」に連載されていた『DEATH NOTE』、

TV放映の映画版『デスノート』前・後編を観たので、コミック版も読んでみました。

全12巻、文字が多いので半日掛かってしまいました。

ストーリーは第1部と第2部に別れていて、1~7巻の第1部が映画版前後編の内容となっています。


第一部
page.1~page.59(単行本1巻~7巻)

高校生の夜神月(やがみ ライト)は、ある日奇妙な黒いノートを拾う。それは死神・リュークが落とした、人間の名前を書き込むと書かれた人間が死ぬデスノートだった。犯罪者が存在しない理想の新世界を作るため、月は世界中の犯罪者名を次々とノートに書き込んで葬っていく。やがて犯罪者を葬る者の存在に気付いた大衆は殺し屋(=Killer) の意味から「キラ (KIRA)」と呼び始め、キラを「神」と崇拝する者まで現れた。

一方、キラの存在を察したICPO(インターポール)は、手がけた事件を必ず解決に導く、全世界の警察を意のままに動かせる唯一の存在である謎の探偵L(エル)にキラ事件の調査を依頼。

キラを悪と見なすLは綿密な方法で、キラが日本の関東地区にいることを証明し、日本に捜査本部を設け、キラに挑む。こうして“キラ”と“L”は、それぞれの正義を掲げて対峙することになる。


この第一部でコミックと映画の違いもいくつかありますが、大きな違いは、

● ライトのガールフレンド

● 第3のキラ

● Lの最後

でしょうか。

特に、第3のキラについては、コミックのほうが話が複雑になっていて、

デスノートを私欲に使う人間が居た場合と言う、新たな問題提示となっています。


映画としては巧くまとめていると思います。

Lの最後も映画のほうが余韻を残すいい終わり方でした。


第二部
page.60~page.108(単行本7巻~12巻)

第一部の終了から5年後の2009年、2代目Lとなっていた月はキラ及び警察の裏のトップとして世界の本格的な改革に乗り出す。キラとLの見せ掛けの勝負を演出する裏で月は世界中のキラ信者を確実に増やしていき、その支持者は個人から国家にまで及ぶ。

Lの死の直後、養護施設ワイミーズハウスで「Lの後継者」として育てられたニアとメロに管理人ロジャーからLの死が告げられていた。その後、ニアを中心にアメリカでSPK(Secret Provision for KIRA)(キラ対策特務機関)が設立される。

そして、謎のマフィアグループによって警察庁長官が誘拐されるも夜神月の計画によって死亡し、今度は夜神粧裕(月の妹)が誘拐され、警察庁のキラ捜査本部の保持するデスノートとの交換が要求される。この事件の対処にSPKも加わるが、月指揮の下、ノートは奪われてしまう。SPKの中心人物・Nは2代目L(月)の無能振りを批判し、アメリカでの2代目Lの実権は自分が握っていることを明らかにする。月はその後の調べによって、誘拐犯もNもLの次期後継者であるメロとニアであることを知り敵愾心を募らせる。メロはニアに勝つため、ニアはキラを捕まえるため、月は二人を殺すため、三人のプライドを賭けた戦いが始まる。


映画の話から5年後に、新たなLとキラとの対決が始まります。

映画を先に見ているからか、Lのいない第2部はなんとなく盛り上がりに欠ける気もします。

話もより複雑な展開になってきています。

果たしてこの勝負に勝つのは誰なのか?


そして、今週の週刊ジャンプ(2008年11号)に、

映画『L change the WorLd』の公開に伴い読みきりの特別編が執筆されています。

原作の続篇となっており、実質DEATH NOTEの正式な完結篇とも言えるストーリーとなっています。

これ以上書くとネタバレですので、興味のある方は読んでくださいね。


Lファンの方には原作も読むことをお薦めします。


映画のLも良かったですが、コミック版はもっとお茶目な感じです。



* あらすじはウィキペディアWikipedia)から引用させていただきました。