007 白紙委任状 by ジェフリー・ディーヴァー

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            007 CARTE BLANCHE by Jeffery Deaver

「20日金曜夜の計画を確認。当日の死傷者は数千に上る見込み。イギリスの国益にも打撃が予想される。」

イギリス政府通信本部が傍受したEメール――それは大規模な攻撃計画が進行していることを告げていた。金曜まで6日。それまでに敵組織を特定し、計画を阻止しなくてはならない。
 緊急指令が発せられた。それを受けた男の名はジェームズ・ボンド、暗号名007。ミッション達成のためにはいかなる手段も容認する白紙委任状が彼に渡された。攻撃計画の鍵を握る謎の男アイリッシュマンを追ってボンドはセルビアに飛ぶが、精緻な計画と臨機応変の才を持つアイリッシュマンはボンドの手を逃れ続ける……
セルビアからロンドン、ドバイ、南アフリカへ。決死の追撃の果てに明らかになる大胆不敵な陰謀の全貌とは?

立ち読みしたい方はこちらから→文藝春秋


007シリーズも好きな映画のひとつなので、

イアン・フレミングの原作も一通り読んで、

他の作家が書いたものも見つけたものはすべて読んでいます(随分昔ですけど^_^;)

どうしても他の作家が書いたものはしっくりこないなと思っていた覚えがあります。

今作は、ジェフリー・ディーヴァーが好きで読んでいることや、

設定が現代になっていることもあってか読みやすく、

あまり違和感を感じずに読めました!

ディーヴァー自身が一番気に入ってるというダニエル・クレイグ版ボンドのイメージが強いですね。

007のイメージも壊さず、ディーヴァーらしさも出ていて、

面白く一気に読み終えました!

ただ、ディーヴァーのオリジナルな作品ほどどんでん返しはないので、

わりとあっさり黒幕の予想はついてしまいますが(^_^;)

十分読み応え有る作品に仕上がってます。

映画化しても面白いと思いますけどね♪