夫婦の深い情愛 『終着駅 トルストイ最後の旅』

 
さあ今日は、『マリリン 7日間の恋』、『ドライブ』、『シェイム』、『テイク・シェルター』、
スーパーチューズデー 正義を売った日』の5本切り します!
 
とTwitterで呟いてみたら、心優しいMさんだけが反応してくれました(^_^;)
 
この5本、どれもまだ公開日未定なんですよね~(>_<)
 
願望のエイプリルフールジョークでした!(T人T)たのむぅ!!早く公開して~!
 
 
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                            THE LAST STATION    2009年ドイツ/ロシア 112分
 
あらすじ:ロシアの文豪レフ・トルストイの許には、彼の自然主義的思想を信奉するトルストイ主義者が集い、共同生活を送っていた。トルストイも彼らの活動を積極的に支援し、ついには“遺産は全てロシア国民のために使う”という新たな遺言への署名にも同意する。ところが、50年近くも連れ添い、夫を献身的に支えてきたソフィヤにとっては寝耳に水の話。家族のための遺産を手放してなるものかと、必死の行動に出る。それは、夫婦の間に深い溝を作ってしまう。そんな中、新たな個人秘書として憧れの文豪のもとにやって来た青年ワレンチン。少々世間知らずながら、その誠実さでトルストイ、ソフィヤ両方から信頼され、2人のありのままの姿に接していくことに。そうして、愛の理想を謳い上げるトルストイが抱えるままならない愛の現実に困惑してしまう。さらに、トルストイ主義者の奔放な女性マーシャに心奪われ、ますます理想と現実の狭間で混乱を深めていくワレンチンだったが…。                                                            (allcinemaより)
 
 
この映画のキャッチコピーが、
 
「大作家と”世界三大悪妻”と名高い妻ソフィヤとの知られざる愛の物語」
 
”世界三大悪妻”なんてあったんですね~(・_・;)
 
戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』で知られる、ロシアの文豪トルストイ
 
晩年の彼は作家としてより思想家として活躍し、彼の信条を支持する人々が集まってくるようになる。
 
伯爵家の裕福な生活に嫌気がさし、地代や印税などをロシア国民の為に使おうとして、
 
妻ソフィアの猛烈な反対にあい板ばさみに。
 
反発しながらも愛し合っていた2人だが、最後の別れが訪れる。
 
 
トルストイクリストファー・プラマー、この年のアカデミー助演男優賞ノミネート
 
ソフィアにヘレン・ミレン、こちらは主演女優賞ノミネート
 
トルストイの思想を宗教のように広めたいチェルトコフに、ポール・ジアマッティ
 
トルストイの秘書となるワレンチンにジェームズ・マカヴォイ
 
 
トルストイとソフィアとチェルトコフの三角関係を
 
若いワレンチンをとおして描きます。
 
最初はチェルトコフの理想を信じていたワレンチンが、
 
トルストイとソフィアを知り、自身も恋に落ちたことによって、
 
この夫妻が真に愛し合っていることや、
 
チェルトコフが自分の理想の偶像をトルストイに押し付けていることに気付きます。
 
 
演技派ぞろいなのでわかりやすく、見ごたえがありますね。
 
主義と愛情で揺れる夫婦の情愛が、微笑ましくも切なくもあります!