サスペンスよりラブストーリーと思いたい 『ナイロビの蜂』
また、アフリカ物です。
詳細はこちらから http://www.nairobi.jp/flash7/
冒険小説の巨匠ジョン・ル・カレの原作を映画化。
ル・カレの名前だけは知っていますが、小説を読んだことはありません。
現実にアフリカで起きた事件を題材にした社会派映画で、サスペンスです。
アフリカで横行する薬物の人体実験、官僚と大手製薬会社の癒着。
外交官と活動家として知り合ったジャスティンとテッサ。
その職業の通り二人の性格は正反対で、クールなジャスティンに情熱的なテッサ。
出会ってすぐに惹かれ合ったふたりは、ジャスティンのアフリカ赴任を機会に結婚。
スラムの救援活動に没頭していくテッサ、何も訊かずただ彼女の好きなようにさせるジャスティン。
ある日突然の事故で彼女が死んでしまう。
謎の多い彼女の死を、ひとりで調べ始めるジャスティン。
生前彼女の活動について何も知らなかった彼は、妻の生きた過程を復唱するように辿ります。
それは、妻の彼に対する愛情を確かめる為にも、自分が帰る場所を探す為にも必要でした。
レイフ・ファインズはこういう役はピッタリですね。
切ないけど、中身の濃い1本でした。