『タイピスト!』『スーサイド・ショップ』


フランス映画って、相性が極端に出るんですけど、この2本は面白かったです。

タイピスト

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POPULAIRE  2012年仏 111分

あらすじ:
田舎から都会へ出てきたローズ・パンフィルは、ルイ・エシャールの経営する保険会社に秘書として採用された。ドジで不器用なローズはたった一週間で解雇の危機を迎えるが、ルイは彼女の特技である“タイプの早打ち”に注目し、タイプライター早打ち世界大会への出場を持ちかける。地方予選であっさり敗退してしまったローズに対し、ルイは鬼コーチと化して特訓を開始。厳しいトレーニングに耐えたローズは地方大会を一位通過し、パリで行われる世界大会の本戦に挑むのだが…。(allcinemaより)



原題の”Populaire”(ポピュレール)はタイプライターの機種名。
1950年代のフランスを舞台に、雇い主の特訓によって、田舎育ちの女性が世界最速のタイピストを目指す物語。

タイピストになるローズにデボラ・フランソワ、彼女の雇い主のルイにロマン・デュリス、ルイの昔の恋人にベレニス・ベジョなど。
脚本・監督はレジス・ロワンサル

マイ・フェア・レディ』を思い出す内容。ローズとルイは年の差がある設定なんだろうけど、あまり年の差があるように見えないのが残念。(←勝手な好み^^;)
タイピングのシーンは本当にデボラ・フランソワが演じたそうで、天晴れです!







スーサイド・ショップ

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LE MAGASIN DES SUICIDES/THE SUICIDE SHOP  2012年仏/ベルギー/加 79分

あらすじ:
不景気で誰もが絶望に囚われた灰色の街。この街で唯一繁盛しているのは老舗の“自殺用品専門店”。どんな自殺の方法にも対応できる豊富な品揃えと、必ず成功する高品質が自慢だった。そんな店を切り盛りするのは主人のミシマはじめ全員が超ネガティブ思考のトゥヴァシュ一家。ところが誕生したばかりの末っ子アランは、なぜか天真爛漫な超ポジティブ思考に育つのだった。やがてアランは、店の商品を細工して次々と自殺できない道具に変えてしまう。おかげで“自殺用品専門店”は、初めての経営危機に陥るのだが…。(allcinemaより)



ブラックユーモア満載のアニメで、しかもミュージカル仕立て(^_^;)
なぜ見たのかというと、監督がパトリス・ルコントだから。

ミュージカル仕立てのアニメというと、ティム・バートンを思い出しますね。
舞台が”自殺用品店”なので、また特に似た世界。( ̄∀ ̄*)イヒッ
でもアメリカ映画とは違う艶っぽさもあって、なかなか面白かったですよ。
最後は意外にホロッとさせられました。